アラアルチャ国立自然公園は、首都ビシュケク郊外のキルギスアラトー山中に位置するキルギスにおける上高地と穂高連峰のような位置付けの自然保護区で、舗装路が通じているため、登山者のみならず夏は一般市民や要人も避暑やバーベキューなどに訪れます。道路の終点周辺には宿泊施設や小商店があり、アクサイ渓谷に沿って壮大な景色の中の小径を氷河下部まで登って行くと、登山者用のアクサイ小屋が建てられているラツェックキャンプに到ります。周囲は氷雪を身に纏った雄大なジャンダルム達に見守られた別天地で、初級者から上級者まで様々なレベルのルートがあり、ソ連時代から登山・クライミングの拠点として賑わっています。
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お伽の国スカスカ
ロシア語で〈御伽話〉という意味のスカスカ(Скаска/ Skaska)は、その名のとおり、乾燥と浸蝕が生み出した赤や黄色の風変わりな造形の奇岩群が、城壁と天守閣を備えた城のようにそそり立っている名勝地です。岩や丘陵の狭間は迷路のように入り組んで不思議な景観を作り出しており、天然の長城にそって散策することも可能です。
風の谷:コクモイノック
訪う人も久しい谷の息吹と、悠久の時が創り出した、天然の造形。